このWEBサイトの目的と役割

情報をより正確に、分かりやすく

 金沢工業大学写真部は、これまで部長をはじめとし副部長、会計、書記で運営されてきました。これらの役割を後任者に引き継ぐ際に、これまで最低限の資料(過去にはない場合もあり)と口頭での説明で引き継ぎが行われてきましたが、口頭での説明がメインで引き継ぎはまさしく「伝言ゲーム」状態となってしまっています。「伝言ゲーム」ということは、みなさんも体験したことがあると思いますが、伝言する情報量が多くなれば多くなるほど、正確に伝わらず、最後の人に伝わったときには全く別の情報になってしまっていることがあります。つまり、伝言ゲームでは、情報を伝える過程で情報の劣化・欠損が発生しているのです。写真部の運営では、年間40件以上にも及ぶ学友会へ行事申請や40名を超える部員の名簿・保険の管理、年間 約40万円の予算の会計処理など、膨大な情報を扱いタスクを処理していかなければなりません。これらを口頭で引き継いでいては、前述した伝言ゲームの例のように後任者に引き継ぐ過程で情報の劣化・欠損が発生しているのは明白です。つまり、後任者に間違った情報が引き継がれる、伝えなければならない情報が伝わっていないという事態が発生しているということです。実際に近年は後任者への伝達ミスによる運営の滞りや会計処理における事故が相次いでいます。このWebサイトでは、この状態を打破すべく写真部の運営における、資料の作成手順や行事の進め方などを、未来の写真部のために正確かつ適正にアーカイブしていくことを目的とします。

金沢工業大学写真部 53・54代目 部長

高橋 遼

写真の技術を後世に伝える

 写真も歴とした芸術分野のひとつです。芸術のひとつと言っても、絵や音楽では作者のセンスや感覚・経験だけて素晴らしい絵画を描いたり、感動する音を奏でることができるかもしれません。しかしながら、写真は作品を制作する過程でカメラやコンピュータ、プリンターなどの電子機器やPhotoshopやLightroomといったソフトウェアを介します。当然ですが、カメラに関する知識やLightroom、Photoshopでの画像処理・プリントの手法、カラースペースの理解など様々な知識・技術がないと、カメラをはじめとした電子機器やソフトウェアを正しく扱うことができません。つまり、これらの知識・技術がないと、いくら写真撮影のフレーミングの感覚や芸術的なセンスに長けていても、コンピュータ上での後処理や印刷が正しくできず、良い写真をダメにしてしまうのです。電子機器やソフトウェアを扱う以上、感覚だけでなく絶対的な知識が必要になってきます。(銀塩でも、薬品を扱うため化学的な知識が必要になるので、同様のことが言えます)。写真をする以上これを避けて通ることはできません。

しかしながら、金沢工業大学写真部では、2018年度までこれらの技術的な指導が一切行われてきませんでした。(指導できる知識のある人材がいないというほうが正しいかもしれません)。このため部には写真用プリンター Canon PRO-1やキャリブレーション機能付きのディスプレイ、編集用のPCがそれぞれ2台あり設備は充実させているにもかかわらず、それらを正しく利用できていないというのが実状です。いわゆる「宝の持ち腐れ」の状態です。さらに厳しい言い方をすれば、これらの購入や維持には、みなさんの保護者が汗水流して働いて得た賃金、将来自分が返さなければならない奨学金から捻出している、学友会費や部費が充てられているわけですから、それらのお金を無駄使いしている状態といっても過言ではありません。

この現状も現在の写真部において打破しなければならない重要事項です。そのため、このWebサイトではモニターの設定方法やLightroomやPhotoshopなどのソフトウェアの正しい使い方、プリンターの正しい印刷の仕方など写真を作品として制作する過程で必要となる、知識や技術を身に付けるための学習コンテンツの提供も目的のひとつとします。